応募部門:仕事効率化
作品名 :現場写真管理システム「シンアルバム」
製作者 :大谷 辰夫
作品概要: 写真撮影して「この写真どこで撮影したのだろう」と困ったことありません?
現場・場所(シーン)を管理する写真集(アルバム)です。「シンアルバム」と命名しました。
データ登録は下記です
1.現場(アルバム)を登録
2.部屋などの場所を画像データで登録
3.画像データをクリック場所を撮影場所として写真撮影します。
4.アルバムとして印刷
iPad・パソコン・サーバ運用に対応しています。
カスタムAppの解説
「アルバム > 撮影エリア > 撮影ポイント」の3階層で写真を管理し、最終的にアルバムとして印刷/PDF出力する所までカバーしているカスタムApp。
撮影ポイントは撮影した写真の緯度経度を取得しているのかと思いましたが、そうじゃなくて任意で指定できる方法。撮影エリアの地図を自分で登録できて、細かくグリッド化された地図上で任意でに撮影箇所を指定できるので、これは色々なニーズに対応できそう...!!!
カスタムAppの設計
テーブル/リレーション
こんなに多機能なのにこんなにシンプルとはビックリ
スクリプト
コメントの残し方も、スクリプトのフォルダの整理の仕方も含めて、めっちゃ見やすいです。引数を使った分岐処理でのスクリプトの使いまわしも適切で以降のメンテナンスもやりやすそう。
レイアウト
レイアウトの白眉はやっぱりコレでしょう!お疲れ様でした🤣
この1350の繰り返しフィールド配置のお陰で、地図上のどこで撮影したかをピンポイントに記録させる事ができます。
(Google マップのスクリーンショットを使用するのは推奨しません、特にお仕事で使う場合はライセンス違反になる可能性がありますのでお気をつけ下さい) 地図上で見やすいように、撮影場所を丸付数字に変換するカスタム関数が用意されてます。細やかな設定!
iPadで地図上をタップした時には写真サイズを聞いてあげるのって親切ですね。 (撮影時に変更できるんですが、知らない方も多いですしね。逆に言うと変更されちゃうとも言えるのですが)
細かく分割されてるので同じ場所をタップするの難しいなぁと思ってたら「同一箇所」と言うボタンが用意されてました。今表示している写真と同じ場所に登録する事ができます。 個人的に「場所」と言う言葉の使い分けにちょっと混乱しました。 場所と箇所(撮影場所)の言葉を整理するともう少し導線が分かりやすくなる気がします。
アルバムの表示も設定できます。
感想
撮影場所や撮影日、属性など様々な情報を写真データに付随させてデータを貯める。 貯めたデータを色んな切り口で抽出して、印刷物としてアウトプットする。 FileMakerの特徴を再現したようなAppですね。 これは現地調査のお仕事にも活用できますね。 点検箇所を記録して、現地の写真と調査内容を記録して、最後に報告書として出力する。 ひとまずはこのままでも活用できそうな気がしますが、是非分析して自分のお仕事に合わせてカスタマイズしてみて下さい。 機能拡張に困ったら是非大谷さんにお声掛けをw
審査結果
予選落選
改善ポイント
2次予選にご応募頂いてブラッシュアップで再応募して頂きたかった....!! 概ね問題ないのですが細々とした部分でちょこちょこと動きが気になるとこがありました。 ・仕様と言えばそうなので不具合ではないのですが、カメラ起動後に「キャンセル」を押しても場所が登録されるのは、不要な撮影箇所が増えてしまうので取り消した方が良さそうだなと思いました。 もちろん後から撮影箇所は削除できますし、抜け番に関しては「番号採番」ボタンで再度連番にしてくれる機能が実装されているのですが、採番後に写真タブの中の写真の並びや、写真情報が連動してないようです。(ごめんなさい、細かくデバッグ出来てないのですが) とは言え連動させるの大変そうですし、撮影箇所の番号が変わるよりは撮影時に抜け番させないように工夫する方が良さそうだなと思いました
・プレビュー画面のアイコンの下が見切れてますね。素晴らしい機能よりもひと目で分かるレイアウトのズレなどで減点してしまうユーザーもいるので勿体ないかと思います。細かいですが、Appとしての完成度高める上で是非整えて頂ければと!
・撮影場所を数字で保存していますがフィールドタイプがテキストになっているので、ソート順で10が1と2の間に来てしまいます。
・細かいですが、撮影した際に上部に何を入力すれば良いのか、慣れたら分かりますが初めての場合分かりにくいのでプレースホルダテキストで「撮影場所名」と書いてあげると親切かと思います。
・ソートボタンを押した時に撮影場所にカーソルが入っちゃうので変更されちゃいます
・個人的に気になってるのが、このステップってどういう処理なんでしょう
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