応募部門:ライフスタイル
作品名 :植物の気持ち
製作者 :観葉植物ファン
作品概要:植物の気持ちを理解して仲良くなるためのアプリです。
下記の流れで内気な植物様と仲良くなることができます!
時に厳しく、時に甘く植物に愛を込めることができるツールです。
□使い方は下記です。
①植物の情報を登録
②①のPKを使用してセンサより温度・湿度・土中湿度をDataAPIにてFileMakerに書き込む
③FileMakerで飽和水蒸気量などを計算&表示
④FileMakerGOより作業を登録(水やり量、植物の元気、その他作業)
⑤DataAPIを使用して外部よりデータ(気温・湿度・土中湿度)を取得し、現在の元気を予測&DataAPIにて書き込み
カスタムAppの解説
再応募作品です。前回の作品名は「agri_tech(V0.7) 」
中身はだいぶ整理されていますが、IoT機器を使って植物の管理するというテーマは変わっていません。
前提条件として、DataAPIを使って温度・湿度・土中湿度をFileMakerに書き込んでいます。
その情報と「水やり」「草刈り」「草むしり」等の情報をiPhoneで入力するという流れです。(だと思います)
メイン画面はFileMakerのグラフ機能を使っています。この画面でIoT機器から送られてきた温度・湿度・土中湿度のデータを確認できます。「環境」タブにグラフの生データがあります。
元気の予測部分は機械学習モデルを使って別口で計算したものを取り込んでいるようです。
iPhone用画面は水やりの容量と、元気さ、「草刈り」「草むしり」等の作業を入力するUIに特化しています。この画面はもう少しUIを向上させた方が良いでしょう。
カスタムAppの設計
テーブル
整理されたテーブル
計算式
飽和水蒸気量の計算式。参考元のURLも書いてあって丁寧ですね。確かにこの計算式は忘れそう。
/*
下記を参考に飽和水蒸気量を求めるために飽和水蒸気圧を求める
https://detail-infomation.com/the-amount-of-water-vapor/
飽和水蒸気量a(t) = 217*(e(t)/t+273.15)
*t:温度(°C)
飽和水蒸気圧e(t)=6.1078*10^(at/(t+b))
*t:温度(°C)、水面の場合:𝑎=7.5,𝑏=237.3氷面の場合:𝑎=9.5,𝑏=265.5
*/
Let (
at=
Let (
et = 6.1078*10^(7.5*気温/(気温+237.3));
217*(et/(気温+273.15))
);
Round ( at;2 )
)
スクリプト
コメントは解りやすく書いています。
感想
IoT機器がないので、評価がし難い部分があります。出来ればセンサーの購入先があると優しいかなと思います。作り方になってしまうかもしれませんが。
だいぶ、解りやすくなりましたし、植物の管理ということで家庭菜園でも使えそうな規模感に変わりました。
応募のコメントを読むと機械学習モデルも内蔵するそうなので、最終バージョンを期待したいです。
審査結果
予選通過
改修ポイント
iPhone画面は上のスクリーンショットの様に枠が見えてしまうので、レイアウト外の空間に全ての方向にアンカー指定するか、していないオブジェクトを置いておくと無くなります。
また、ピンチイン/アウトで画面が拡大縮小するので、ズームをロックしておいた方がiPhoneアプリっぽくなります。
元気さ、は正しく数字だけのキーボードが出るようになっていますし、フィールドの入力制限で1〜3以外が入らないですが、0〜3の範囲であれば、★★☆みたいな星をタップした所まで星が塗られるUIすれば良いかなと思います。①②③と3つボタンを置いておいても良いです。要はキーボード出さなくても済むなら、その方が良いかなと思います。iPhone画面は「いかにタップ数を少なくするか」に注力すると良いUIになると思います。
全体的にUIはもう少し凝った方が良いかなと思います。
また、データは取れているのは確認できるのですが、そのデータがどうなったら問題あるのかの判定がユーザに委ねられているので、手動でもいいので、「ここのパラメータがこうなったらアラートを出す」といった機能があれば良いと思います。すいません、植物に対しての知識がなく検討違いなことを言っているかもしれません。要はデータを活かした"何か"があれば良いのになと思います。
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