応募部門:エンターテイメント
作品名 :PhantomDiet
製作者 :ウタ
作品概要:安価なジャンクフードが蔓延っている昨今、食事制限を継続することは至難の技です。
既存のダイエットアプリはこぞって摂取カロリーを記録させますが、糖質のドーパミンにやられた私には体重増加記録アプリにしかなりえません。
食事制限において一番の難所は、摂取カロリーの記録ではなく、手に取ったカロリーの塊を棚に戻すことです。
この我慢を楽しく継続できることをコンセプトにアプリを開発しました。
コンビニでデザートを手に取ったとき、レジに持っていく代わりにこのアプリに登録してやりましょう。
我慢した食べ物のカロリー値がHPとなり、ファントム(仮想敵)と戦うことができます。
食事制限を実行しHPを蓄えて、運動した歩数で武器を買い、野菜を食べてレベルを上げなければファントムを倒すことはできません。
全てのファントムを倒すことができたとき、あなたの体は生まれ変わっています。
(iPhoneのみ対応)
カスタムApp概要
「食べるのを我慢した"非摂取"カロリー」を記録し、それを記録してHPを貯める。
食物繊維を接種してレベルをあげ、たくさん歩いた歩数と引き換えに強い武器を購入して、ファントム(仮想敵)をやっつける...。
これは面白いのが来ましたよ...
カスタムAppの設計
スクリプト
きちんと整理されてます
スクリプト
サブスクリプトの正しい使い方って感じがしますよね。
そしてゲームの裏側を見てる感じで楽しいです、このスクリプト
このAppの白眉はもちろんアイデアですが、「GetSensor関数」の使い所も秀逸ですね。
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/getsensor.html?Highlight=GetSensor v17で登場した「iOS デバイスの指定されたセンサーの値を返す」この関数、登場した当時は「何に使おう!!」とワクワクした人も多いのではないでしょうか。
でも実際に考え始めると「この情報をFileMakerに取り込む意味あるのか?」ってなっちゃうんですよね。FileMakerに取り込んで、これらの情報をどう活かそうか...🤔 って考えて使う事なく3年以上が経過した今、面白いアイデアが出てきました!歩数分だけ攻撃できるとかでもなく、様々な要素を組み合わせた事によって非常にオリジナリティ溢れるAppになっています。 ※GetSensorで取得できる情報は過去7日分とのこと。
https://i-app-tec.com/ios/pedometer.html それなら尚更まめにアプリを起動しないといけないですね。まめに歩数を更新して新しい武器を買いましょう!
レイアウト
iOSアプリの一般的なUIになぞって作られているので、ほぼ迷わないUIになっています!
体重のグラフ表示も実装されています(体重/体脂肪率は自分で入力する仕様です)
感想
楽しく遊ばせて貰いました!!
脂質やタンパク質などの属性なども考慮されていたり、会心の一撃が出たり(まさに会心の一撃で即死でしたw)、ゲームとして良く考えられていました。
相手の弱点属性を見破り、弱点を攻撃...と言うのは「観察」して相手の数値を見破る事なのかな?いや、全然勝てなくてw
審査結果
予選通過
改善点
貯蓄Logのデータ(タンパク質 / 脂質 / 炭水化物)を入力していないと攻撃の際に「?」となってしまい、HPが永遠に減らないです。
ただバトル中に中断する方法がないので強制終了せざるをえません。貯蓄データを入力させる際に入力必須にするか、nullの場合は「1」を設定すると良いのではないでしょうか。
あと完成度が高いからこそのリクエストですが、貯蓄の「非摂取量」だったり食物繊維の「摂取量」は、栄養成分表をコピーできる機能があれば嬉しいなと思いました。あと体脂肪率の入力が「%/100」の入力というのは普通の人は分からないと思うので、プレースホルダテキストに入力方法を指定するか、%の数字をそのまま入力できるようにしてあげる方が親切かなと思いました。
あと写真が全部横向きになるのは何でだろう?
まぁこの素晴らしいアイデアを前にして言うと全て大きな問題ではないのですが、逆にFM-1グランプリ関係なく、FileMakerの事を全然知らない人にもただただ面白いAppとして遊んで貰えると思っているので、あと少しブラッシュアップして貰えたら嬉しいです!!
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